みなさん、こんにちは。
目黒雅叙園 広報担当の多田です。
早いもので、3月も中旬を過ぎ、
少しずつ暖かくなってきましたね~。
とは言え、まだ朝晩の冷え込みはしばらく続くようです。
今年の桜の開花時期も、冬の寒さが続いたために、
例年より花芽の生長が遅れているそうです。
東京での見頃は、4/5~4/12頃とのこと。
暖かい春の訪れが、待ち遠しいですね~。
さて、目黒雅叙園ではいま、文化財「百段階段」にて、
「人形師 辻村寿三郎×平清盛 ~平家物語縁起~」を開催しています。

人形制作を手掛けた辻村寿三郎さんは、今年で人形作家暦52年目。
これまでも、独自の解釈で数多くの歴史上の人物を表現してきました。

▲人形師 辻村寿三郎さん
「平家物語の登場人物は、すべて作らないと、私の仕事は終われない。」と、語る辻村さん。
"平家物語"は特に造詣が深く、これまで5年間に渡って作り続けてきました。
今回は、平家全盛の時代を築きあげた平清盛を中心に、
新作を含む約80体の人形を、2期に分けて展示。
第1期では「清盛誕生の謎」、第2期「平家滅亡への軌跡」をテーマに、
辻村さんの創り上げる"平家物語"の世界が広がります。

▲高平太 清盛(漁樵の間)
「高下駄を履いた平家の清盛」という意味が名前に込められている。

▲高階基章娘(静水の間)
清盛が成人して最初に迎えた妻。保延5年に清盛の長男・重盛を出産。
翌年には、基盛を出産するが、ほどなくして他界してしまう。
華やかな衣裳と、なんとも美しい表情が魅力的な、
女性が主役の作品展「寿三郎が紡ぎ出す華やかな女性達」も、本展同時開催!!

▲マダムバタフライ(頂上の間)
辻村さんの作る人形の着物を見ると、
その人物の"キャラクター"を窺い知ることができます。
「人形は、表面が全部肌。着物も含めて肌なのです。
着物は、唯一その人形がどういう人かを語る大切なもの。
まとっている着物を見れば、その人形の"人となり"がわかるものでなくてはいけない。
人形に"わたしはわたし"と言わせるために、着せるべき服を着せて、結うべき髪を結うわけです」と辻村さん。
鑑賞するときにはぜひ着物の柄までじっくりご覧になってみてください。
そんなところから描かれた人物を想像するのも楽しいと思います。
一部屋進むたびに物語が展開していく、文化財「百段階段」と、
辻村寿三郎さんが創り上げる「平家物語」の世界との融合を、
どうぞお楽しみください。
第1期「清盛生誕の謎」 3月16日(金)~4月22日(日)まで
第2期「平家滅亡への軌跡」 4月23日(月)~5月20日(日)まで
みなさまのお越しを、お待ちしております。